?可か不可か?

講談社月刊誌Kissに連載中の「カカフカカ」石田拓実作にまつわる由無しごとををつらつらと書き連ねるブログです。

カカフカカ 第6話 あらすじ 感想

 

 

カカフカカ第6話

あらすじ

 

長谷からの突然のプロポーズに固まる亜希。最低限の常識、生活能力がありつつ、めんどくさい夢などはなく、世話好きかつでしゃばったりしないからちょうどいいんだ、と。さらにあくまで表向きで、実態は現状のまま恋愛も自由にしていいし、本行への協力も続けてかまわないといわれ、それっていろいろおかしいのではととまどう亜希。

 長谷いわく、部屋の持ち主である長谷親が結婚して新居として使うなら良いが、一年以内に結婚しないなら売るから出て行けといわれていて、適当な相手を探すことになり、亜希に白羽の矢がたったと。つまりこの話を断ると自動的に亜希は住むところを失うことに。

関係ないはずだけどなぜかいて話を聞いていた本行はなんと

「やめときなよ 寺田さん」

ただしそのこころは友人の婚約者になってしまったら”協力”してもらうわけにいかなくなるから、でした。

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カカフカカ2巻 p41

 

そんな理由とは言え反対されるとは思ってもいなかった長谷に改めて中学時代に「何か」あったでしょと探りを入れられ、亜希は過去の本行との痛恥ずかしい「おつきあい」の一部始終を思い出します。

一方本行の小説が本格的に売れ出し、店頭で品切れ状態。それなのに本人は喜ぶどころか浮かない顔。その理由は…?

 

感想

重要事項がぎゅっとつまった回。

なんと言ってもついに明かされた2人の中学時代でしょう。ていうか、本行、うちの亜希さんになにしてくれちゃってんの⁉︎

百歩譲って若気の至りは仕方ない。亜希も誘うようなこと言ってるし。でもさあ!その後なんかフォローしろよ‼︎

 

…とここまで書いて、自分の中の中学男子(?)がふと目覚める。

いつもクラスの中心で目立っている女子が「あたし、本行とつきあってもいーよ」

 そして突然家に来たいと言い(誘うのはいつも亜希からということは多分そうだったんだろう)来た途端、ベッドで「キスしたことある?する?してもいーよ」

……うん、止まる自信ないな。慣れてんのかなとすら、思うかも。

まあ2人とも中学生だし、自分のことでいっぱいいっぱいですよね。

ここらへん、いつか本行の気持ちもわかるときがくるんでしょうか。

 

そのこと自体よりはむしろ事後、本行を見下していた筈が実は見下されたと感じ、「世界がひっくり返ったみたい」な衝撃を受ける亜希。

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カカフカカ2巻 p56

 

たぶん、二人とも自分のことでいっぱいいっぱい。

 

そんな過去から未だに本行の目を怖いと思い、だからこそすがられるみたいな現状が余計に心地いいのかも、と冷静に自己分析してます。(さらっと書いてあるけど心地いいって言ったね?)

うん、ちゃんと自己分析できるからこそ黒歴史から脱して今の謙虚さがあるんでしょうね。

 

さて、長谷さんです。突然プロポーズ、しかも理由が「ちょうどいい」とか、恋愛する気ないとか、この人もいつもニコニコしてるけど得体がしれない感じがします。でも、親への体裁を整えるための結婚相手探しなら、確かにシェアハウスの住人から選ぶのはお見合いなんかよりはよっぽど確かでしょう。ただそもそもそこまでしてシェアハウスを維持しようとするのはなんでかな。編集さんとかお給料良さそうだし、普通に部屋借りて一人暮らしはいやなんでしょうか。

 

最後に本行くん。たたなくて、かけなかった2年間。プライベートも仕事も、ではかなり辛そう。すがりつくのも食い下がるのも無理はない。亜希が唯一の希望っていうのもあながちおおげさでもないのかも。そんな相手を抱きしめて眠れるならば確かに落ち着くだろうし、家に帰れば亜希がいて、文句を言いながらも「協力」してくれることは現状を抜け出す希望につながることでしょう。

これってもしかしたらプラセボ効果に近いのかもしれません。ただ、プラセボ効果だって薬であるという認識が前提であって、何故亜希が「薬」であると認識したのかは重要なところですね。

それはさて置き、大事な特効薬が目の前で「ちょうどいいから」と持って行かれそうになったらそりゃ全力で阻止するよなー。 そしてこっちでいいじゃん、とあかりを差し出す。他人からの好意とか、かまってられるほど余裕なかったんだろうけど、ちょっとヒドい(笑)

 

 

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