カカフカカ第5話
あらすじ
カカフカカ2巻 より
一睡もできずそっと布団を抜け出した亜希。逃避のため、気がつけば手持ちの食材をほぼつぎ込んで豪華な朝食を作成していました。しかもつくりすぎたため、みなさんでどうぞと書き置いて出勤します。
そんな半ばやけくその手料理に胃袋をつかまれたのがなんと、あかり。食材費を出す代わりにあかりと本行の分も料理することで合意し、亜希と固い握手をします。
そしてもうひとり、長谷は料理やちょっとした掃除などで共同生活に新風を吹き込んだ亜希にいきなりプロポーズ!といっても恋愛感情ではなく、「全体的にちょうどいい」から結婚しないか、という話でした。
一方、悩んだ末本行にもう添い寝はしないと告げる亜希。あと3回だけ、と食い下がる本行ですが固く拒否する亜希に「本気で嫌だって思うなら…わかった」と了承します。
感想
料理上手は世界を救う?ではありませんが、あれだけ亜希を牽制していたあかりがあっさり軟化し、理由はともかく女性はよりどりみどりだろう長谷のお眼鏡にかなうわけですから、家事能力は大事ですよね。トマト嫌いの本行にもトマト食べさせてたし。
20代半ばでシェアハウスが舞台となると、惚れた晴れただけではなく、生活をともにするっていう側面が重要になってきますね。自分のことしょぼいしょぼい言ってる亜希ですが、今まで気づいてくれる人がいなかっただけで、これはものすごい武器ではないでしょうか。
一方添い寝の最終目標が「する」ことであり、しかもそれは亜希次第であるということが明らかになってしまい、またもや混乱に陥る亜希。
添い寝が嫌かどうか、に対する答えは、具体的にそういうことをしたいわけじゃないのに「何か」を期待してしまう自分が気持ち悪い、だからもう添い寝はしない、でした。ちょっと複雑ですね。
うーむ。これが、「君が好きだ!だからやらせてくれ」あるいは、「全く好きじゃないけどなぜか反応するからやらせてくれ」であれば無問題?「あなたが良ければしたい」だからモヤモヤする、のかな。
こっちが決めるの⁉︎っていう。
決めるには情報が足りない気がするけど、そこに気持ちがあるのかないのか、それを気にすること自体が自意識過剰?
悩みすぎた亜希さん。さっさと一回やってみればすっきりするかも。それで治ればめでたしめでたしなんだし!→長谷プロポーズに阻まれる。
しかもちゃっかり本行同席してるし。
第5話の表紙、めっちゃかわいい亜希さん。2巻表紙のぼーっとした本行をめくると出てくるので、本行視点の亜希、だといいな(願望)。